医療費

昨年末に父方の婆様が危篤になり、特別養護老人ホームを出て病院に入院した。
危機的状況は脱したものの、まだ酸素吸入やら栄養チューブをつけている状態なのに、退院をせまられている。救急患者や入院患者が多いので仕方が無いのかもしれないが、せめて呼吸器が取れるまでまってくれればいいのに。
んで、その病院が転院先を紹介してくれたのだが、そこの月の医療費が月27万。
養護老人ホームではないので、介護保険の適用にならず、介護料が丸丸自己負担になるという。
うちの両親はすでに70才も超えて、すでに老人である。老人が老人を介護して、その負担が月27万か。今両親が倒れたら今のおいらにはとても払える額ではない。
2年ほど前に別の病院に5年ほど入院していたときは月33万かかっていたから、それに比べれば安いわ、なんていっていたが高すぎ。俺が仕事やめて介護したほうがよっぽどいいような気がしてきた。
婆様が物も言えず、意思の疎通の殆どできない状態の寝たきりになって約10年がたつ。そんな状態で生きるために月30万の費用がかかる。金がなければもっと早く死んでしまっていただろう。
医療関係の法改正とかを見ていると、金の払えない貧乏人は死ねということなのかと思う。
生きている限りはなんとかしてやりたいと思うのが人情だと思うが、地獄の沙汰も金次第ということか。